あらすじ

環境変化に適応し、成長を続けている企業に共通する「物の見方、考え方、行動習慣」とは？

ITバブルやリーマン・ショック、少子高齢化に伴う人口減少、デフレの長期化、新興国の台頭などの荒波を受け、過当競争の中で多くの日本企業が売り上げを減らす中、「高成長が止まらない企業」がいる。

本書では2000～2023年の日経平均株価を形成する東京証券取引所上場の代表的日本企業のうち、この期間のデータが揃う184社の日本企業の業績を分析。高成長が止まらない企業を、数多くの企業現場を見てきた著者のコンサルティング経験にも照らしながら、持続的高成長企業の共通点を見いだし、それを体系化することに挑戦した。

どうすれば高成長体質の企業へと転換できるか、その解として「5つの核心」について解説。

1. 必要なのは危機感ではなく狂気
2. 変化を目的にする
3. スピードが変化を生む
4. 易きに逆らうエネルギーを与える
5. 朝令暮改する、大胆にやめる

加えて、ソニーグループやファーストリテイリングなど、13人の変革派CxOにインタビューを敢行。彼らが取った共通のアクションも明らかにする。

著者紹介

ベイカレント 常務執行役員
ボストン コンサルティング グループ等を経て現職。
主に全社・事業戦略の策定、DX、新規事業の立ち上げなどのテーマに従事。ベイカレント・コンサルティング代表取締役社長、経営研究機関のBaycurrent Institute所長も務める。著書に『論点を研ぐ』（日経BP）、『戦略論とDXの交点』（東洋経済新報社）などがある。