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金融化する世界 資本主義の構造変化と現代企業行動の本質
あらすじ
●我々は破滅の「ループ」の中にいる
世界金融危機の反省も空しく、金融は肥大化を続け、実体経済を振り回している。
・余剰金のある大企業がなぜ負債を増加させているのか?
・財務活動としてのM&Aの拡大が意味するものは?
・ビッグテックも金融に進出する理由は?
・大手金融機関はなぜ活況を保てるのか?
「金融化」という知られざる枠組みを通じて、資本主義の構造変化に迫る。
●より多く、より早く求める利潤追求がもたらすものは?
国内及び国際的な経済活動において、金融的動機・主体等の役割が増すことを「金融化」という。金融化は資本主義の長期的傾向であり、昨今の社会課題の発生は金融化の副作用とも捉えられる。本書では非金融企業もなぜ必然的に金融化へと向かうのか、金融化のエコシステムはなぜ維持されているのか解明する。
大規模な金融危機と救済の繰り返しを避けるためにも、資本主義の行く末を見極めるうえでも、金融化を中心に据えたアプローチが有効な手段となる。
著者紹介
中央大学経済学部准教授
2008年一橋大学経済学研究科経済理論/経済統計専攻博士後期課程満期退学、同年静岡大学人文学部経済学科准教授、2015年から1年間ロンドン大学東洋アフリカ研究学院客員研究員、2017年駒澤大学経済学部経済学科准教授、2018年同教授、2024年より現職。博士(経済学)。専門は金融論、米国経済。主著に『ファイナンシャリゼーション――金融化と金融機関行動』(桜井書店)、共訳書に『MMTは何が間違いなのか?――進歩主義的なマクロ経済政策の可能性』(エプシュタイン著、東洋経済新報社)などがある。
| シリーズ名 | --- |
|---|---|
| 発行年月 | 2025年12月 |
| 本体価格 | ¥3,500 |
| サイズ・版型 | A5判(148×210) |
| ページ数 | 304ページ |
| 内カラーページ数 | --- |
| ISBNコード | 9784296124923 |
| ジャンル | ビジネス > 政治・経済・法律 |
| 映像化・ メディアミックス実績 |
なし |




